リハビリテーション科 症例紹介 ~リハビリ日記~

診療・各部門

※これらの日記は、各々の病気に応じてリハビリがどのように進んでいくのかをわかりやすくご理解いただくためのものです。
病気の状態、身作の状態など、患者様お一人お一人によって異なるため、リハビリを行うかどうかの決定や、実際にどのようなリハビリが提供されるかは、お一人お一人により異なりますので、ご注意ください。

3.Cさん(肺炎による廃用症候群)の奥さんの付添い日記

発症・入院

夫は少し前から風邪をひき、その日は部屋で休んでいました。私は夕食を作り、夫を呼びましたが、返事がありませんでした。おかしいと思い部屋を見に行くと、夫は高熱を出し、部屋でぐったりしていました。すぐに救急車を呼び、かかりつけのJCHOうつのみや病院(旧:宇都宮社会保険病院)に運んでもらいました。医師からは肺炎と説明を受け、入院になりました。

入院1週目

夫の高熱は続き、痰も多く、常に咳き込んでいました。食欲もなく、食事がとれないので、点滴が始まりました。

1週間の間に、熱も下がり、食事が少量ずつ増やせるようになりましたが、夫は痩せてしまい、トイレに行くのも看護師さんの手を借りないといけない状態になってしまいました。私はこんな状態の夫とどう暮らしていけばよいかわからず、泣きたい気持ちでした。夫はもっと不安そうな顔をしており、「もうだめだよ」と弱音をいうことが増えてきており、「私がしっかりしなくては」と気を張る日が続きました。

入院2~3週目

医師から「状態が落ち着いてきたのでリハビリを始めましょう」とお話があり、その日のうちにリハビリのスタッフの方が来てくれました。本当にまた歩けるようになるのかと不安でしたが、来てくれたのは優しそうな方で、私と夫の不安な気持ちも理解してくれ、一緒に頑張ろうとの気持ちが出てきました。

2週間後、夫のリハビリも進み、私のつきそいで何とかトイレに行けるようになりました。家に連れて帰ることができるという希望が少しずつ湧いてきました。夫も意欲的になり、ベッドの上でできるリハビリなどを教わって、時間のある時に行っているようでした。私は、私や夫の顔に笑顔が戻ってくるのを感じました。

入院1ヶ月後

1か月後、夫は病前のようにしっかりと歩けるようになり、自宅に帰れることになりました。体力面などではまだ不安もありますが、外来でリハビリが継続できることになりました。元の生活に戻れる日までその都度、必要な援助を受け入れられるので安心しています。

これからもお世話になることになります。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

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